冬木市探訪

仮公開:2004.05.24 本公開:2004.06.16
取材:水越柚耶、さばみそ
文章:水越柚耶、写真:水越柚耶

一部の写真を差し替えるなどしたため、現在新ページ「Fuyuki/scene visit」へ移行中です。

Fate/stay nightが発売されて数ヶ月が経ちました。あいにくGWあたりまで忙しくて積んだままだったのですが、ようやくやる気になったのか(現実逃避とも言うが)9日から約一週間かけてやってみました。
イントロで遠坂家近くの坂が背景に出てきた時おやっと思ったのですが、あの特徴的な橋、見間違えるはずも無く。
一通りエンディングを見てから居ても立っても居られなくなり検索でFate.mapさんに行き着き、早速23日にさばみそ氏を誘って三宮を駆けずり回ってきました。

比較画像一覧

5月23日撮影分 神戸市中央区

5月27日撮影分 兵庫県明石市

5月28日撮影分 兵庫県明石市

 10時、三宮駅。急な話にも関わらず同行してくれる事になったさばみそ氏と共に、まずは新神戸まで歩く。普段新神戸駅を利用する時は地下鉄からそのまま改札へ向かうので外観を見るのは初めてかもしれない。背後に山が迫っていて、防波堤のような印象の駅だ。事実、駅の下には布引の滝から流れる生田川が通っているのだが…
 ロープウェー乗り場の前を通り過ぎて西方へ。下り一方通行の坂道を登っていくと、言峰の教会へ向かう坂道そのままの光景が。(教会へ至る坂
Fateでは車道の曲がり具合を修正してあるようだ。左側の空き地はマンションの建設工事がされていて、残念。
 そのまま坂を登り、異人館街へ。不動明王のある交差点を右に曲がるとすぐに桜が変な外人に声を掛けられていた坂道が。(遠坂家近くの坂
Fateではタイル舗装になっているほか、異人館の色も変わっている。
 更に西へ進む。このあたりからは三宮の町並みが見晴らせる。北野異人館街で最も有名と言える風見鶏の館へ。日曜ということもあって周りは観光客ばかり。(遠坂家
流石にそのまま使うわけにもいかなかったのか…左右反転の上、風見鶏のある塔が削られている。
 北野から下りて海側へ向かう。途中、生田神社へ寄ると結婚式の最中。きっちり巫女さんの写真を撮っておく。さばみそ氏はFate未プレイなので軽い観光を兼ね、元町駅、南京町、旧居留地あたりを経由して新港突堤へ。以前神戸大橋は歩いて渡った事が有るのだが東側の歩道だったため、西側を使うのは初めて。知らない人の為に付け加えておくと、神戸大橋は本土とポートアイランドの間に掛かっている。当然、間にあるのは川ではなく海(神戸港)だ。震災の時には橋桁がずれて住民は孤立状態になったとか。早速お目当ての写真を撮る。(冬木大橋(深山方)冬木大橋(新都方)
標識等から見て、どうも深山方の背景はポートアイランドを消して書き換えたのではなく、新都方の写真を反転させて書き換えたもののようである。深山方の写真を撮る意義は薄い。新都方の背景は関西電力神戸ビルの高さが実際より低くなっている。
 橋を渡りきると北公園。噴水から山側へ振り返ると例の地図も丸いオブジェも橋もばっちり。(橋の袂の公園
植え込みの形に修正がかかっているのと、写真には写っていないが市役所の形も修正されている。
 既に3時となったにも関わらず当然のようにここで昼食のサンドイッチを摂り、その後北端の岸壁から撮影。(川辺から臨む橋
これは殆どそのままであるが、ポートターミナルへ来航していたにっぽん丸が写っている。
 少し後退すれば(夜の公園)この写真が撮れるが、昼夜の違いの上神戸大橋を削除している為殆ど別物である。
これで三宮近辺で撮れる写真は大体撮り尽くしたので、周辺を散策した後三宮へ戻り解散となった。
 大体5,6時間かけて10キロは歩いたが、それなりのものが撮れたと自己満足。これもFate背景のロケ先にこれらの場所を選んでくれたTYPE-MOONの皆さんのお陰である。
 残る神戸市内のスポットである遠坂家の居間(うろこの家)、教会中庭・言峰の私室(ホテルモントレ神戸)も撮りたかったが、うろこの家に入るのに1000円かかると聞き挫折。ホテルモントレ神戸も場違いな気がしてパス、ということになってしまった。摩耶観光ホテルなる廃墟にはFate云々抜きに一度行ってみたい所だが、不法侵入というのも気が引ける…
 へたれですみません。 


新神戸駅


北野より三宮市街を臨む


本土側より臨むポートアイランド、神戸大橋を渡るポートライナー

5月27日

 久々に乗る山陽電車の特急で明石へ。暑さに辟易しつつ駅から歩く事数分。明石公園の南西端向かい側に見覚えのある家が見えてきた。(衛宮家
全くといって良いほど同じである。中もあればなお良いのだが、残念ながら門以外は残っていない。外観だけで我慢しよう。
 次の目的地へ向かう。明石公園を延々と北に向けて歩くと途中に県立図書館があり、
更に進んだ公園北端の森の中にそれはある。(失敗・弓道部道場
こちらも全く同じ。しかしこの豪華さ、大きさは何なのか。学校の施設の範疇を明らかに超えている。
ここで大きなミスが。背景画像のプリントを持ってきていなかったため逆方向から撮ってしまったのである。準備不足とはいえ炎天下30分近く歩いてこの仕打ちとは、神も仏も無い…

5月28日

 前日の無念を晴らそうと、予定を調整して今度はJR新快速で明石へ。交通費が掛かって仕方が無い。
 明石公園をひたすら北上し、ようやく果たした雪辱。(弓道部道場
 とりあえずこれで私の撮れる範囲でのFate背景の元ネタは撮り尽したはずである。

3日合計で10時間は掛け、20キロ近く歩いての成果である。わざわざ経緯を公開するのも気が引けるが、以前からこのスタンスでやってしまっているので開き直ってみよう。お楽しみいただければ幸いである。

注意:各画像の右上に比較研究の為「Fate/stay night」(TYPE-MOON)内の画像を引用しています。

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